ある愛の寓話 /村山 由佳

村山由佳

ぬいぐるみ、猫、籐のかご…。

愛するものが人間でも動物でも無機物でも、そこには確かにあたたかい温もりがある。

毛布に包まれるような、安らいだ気持ちで本を閉じた。

「グレイ・レディ」のポテサラエピソード、(おお、ここでこういう風にぶっこんでくるか(笑))って個人的にツボでした。

まだ十代のころ、デビュー作「天使の卵」を読んで衝撃を受け、他の作品も読み漁った記憶があるが、村山由佳さん、もう30年も書いておられるんだなあ。

外野から色々言われたり紆余曲折ありつつもこの境地にたどり着かれたのだなあと勝手に感慨深く思う。

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