短いレビューではまとめられない作品。
一語、一文、一頁に、何度も泣きそうになりながらなんとか最後まで読んだ。
読まなければならないと思った。
生まれたばかりの子どもを亡くした女性、癌と闘う母親、パワハラで引きこもりになってしまった男性、一見「人生うまくいっている」税理士の父親。
比べることのできない、それぞれの苦悩。
誰もが悩み苦しみ、それでも自分なりに探し出した「新しい星」でなんとか生きていこうとする。
四人の、お互いに対する深い思いやりにとても救われた。
1人じゃないんだよ、と言ってもらえた気がして、また涙が出た。