ラストハッピーエンドなのは分かっていたけど、終始モヤモヤしたまま読了。
大事なのは血の繋がりじゃないよね!なんて、現実の世界では到底言えない。
リレーされる側にもなってみろ!(私が優子なら確実にグレる)
「全然不幸ではないのだ。」という言葉は、不条理極まりない状況に適応するための鎧でしかない。
水戸さんがまだ小五の子どもに大きすぎる決断を迫ったこと、梨花が周りと優子を振り回し続けたことは理解不能だけれど、亡き妻のピアノを守り続ける泉ヶ原さんの懐の広さと森宮さんの父親として生きることへの決意の凄みに胸打たれた。