真面目にしか働けない桐人、ワーママのマネージャー恵理子、いじめの標的にされた圭太、母から結婚をせっつかれる久乃、流されて生きてきた光彦、プラネタリウムに通う璃子。
それぞれの闘い。
ハラスメントの問題が多く描かれる。
要領が良くて声が大きい人間だけが得する世の中を変えよう、という流れがあることにホッとする。
だけど「大袈裟だ」とか「被害者側にも問題が」とか言う人も居る。
問題は山積みだけど、そうやってうやむやにしても得すんのってどこかのエラい人だけなので、愚直にハラスメントに抵抗する人たちを嗤うのだけはしたくない。