川瀬七緒 四日間家族 /川瀬 七緒 ネットで集団自殺の為に集まった4人が山奥で赤ん坊と遭遇、その赤ん坊を犯罪組織から守るべく繰り広げられるスリル満点の逃走劇。SNSを使った息詰まる心理戦が今っぽい。なんの繋がりもなかった4人を繋いだのはただ無力な赤ん坊で、そこに「人間の価値は... 2025.01.21 川瀬七緒
三浦しをん 墨のゆらめき /三浦しをん この作者さんはやっぱり男性バディものを書くとずば抜けて生き生きしてんなあ、とニヤニヤせざるを得ない作品でした。(別にBLではないしやらしい意味ではなく、多田便利軒から入った読者としては(お、本領発揮してんな!)と嬉し懐かし、な気分になるとい... 2025.01.20 三浦しをん
青崎有吾 <ネタバレあり>ノッキンオン・ロックドドア2 /青崎有吾 ネタバレなしでレビューしたかったけど無理でしたスミマセン。不可能・不可解専門の探偵コンビと、絶対零度の女警部補と、犯罪コンサル。かつて同じゼミの仲間だった四人の因縁の全貌が、遂に明らかにされる!(…という重めな最終話を除けば、いつもどおり軽... 2025.01.19 青崎有吾
安壇美緒 金木犀とメテオラ /安壇 美緒 「ラブカは静かに弓を持つ」が良かったので他の作品も読んでみようと手に取った。ラブカとはまた違ったしんどさが心がずっしりきた。金銭的には恵まれている宮田佳乃、母子家庭で育ってきた奥沢叶の2人の少女を軸に描かれる高校生活。ライバルの一言では現せ... 2025.01.18 安壇美緒
伏尾美紀 数学の女王 /伏尾 美紀 またもやシリーズ一作目を読まずに二作目を読むミスを犯してしまった…。もしかしなくても警察小説読むの初めてかも。タイトルから勝手に数学に拒否反応起こしちゃうかも、と思いきや全然そんなことはなかった。むしろ警察内部の組織がややこしすぎて(警察庁... 2025.01.17 伏尾美紀
小野寺史宜 みつばの泉ちゃん /小野寺 史宜 読み始めて、(ん…?何かのスピンオフか?)と思ったら案の定…^_^;。裏表紙袖の「誰もがそうであるように、泉ちゃんは泉ちゃん。この子を見守ってくださいますように。」という言葉が何故かグッときた。泉ちゃんも、その親も友だちもカレシも上司も、全... 2025.01.16 小野寺史宜
道尾秀介 フォトミステリー /道尾 秀介 この作品で初めて道尾秀介作品に出会った人、(わ、わけわからん…)って見捨てるのはちょっと待って欲しい。他に(向日葵の咲かない夏とかカラスの親指とか)面白い作品がいっぱいあるから、とりあえずこの本は置いておいて、他のを読むべし。道尾秀介先生の... 2025.01.15 道尾秀介
新川帆立 縁切り上等!離婚弁護士松岡紬の事件ファイル /新川 帆立 縁切り寺に店を構える離婚専門弁護士・紬(ネーミングセンスよ)を中心に繰り広げられる人間模様。自分が女だから言う訳じゃないけど、世の中こんなヤバい男ばっかりじゃないよ!(…ね?…自信なくなってきたわ…。)亮介みたいなモラ夫とあと二年は我慢して... 2025.01.14 新川帆立
千早茜 しつこく わるい食べもの /千早 茜 何気にエッセイでは初めましての作家さん。読んでいて気持ちがいいくらい良く食べる。スイーツはしごなんて自分には胃の容量的にもう絶対にできない。(昔はいくらでも入ったのにな。年とると胃がちぢむ血筋というか体質の人、若いうちに好きなもの好きなだけ... 2025.01.13 千早茜
道尾秀介 向日葵の咲かない夏 /道尾 秀介 ほんタメ!で推されまくっていたのをようやく読んだ。これは確かに好みが分かれる作品。誰にでもオススメはできない^_^;普通の(普通って何?と言われると困るんやけど。)ミステリ小説だと思って読むと「違う。」って思う人の方が多そう。幼い子ども特有... 2025.01.12 道尾秀介