ホラー苦手(この方と小野不由美さんだけはそれでも読む)なのにじーーんとしてしまった、8つの短編集。
SFっぽいやつもあります。
子どもに関するお話が多いかな?
個人的に、この本はホラーという括りには入れられない。
じゃあ何よ、と言われると困るのだが…。
苦しかったり悲しかったり、時にはどこかで狂ってしまったり、避けて通れない人間の哀惜とでもいうものがしみじみ伝わってくるし、でも読後感はじんわりとあたたかい。
そこに救いを感じる。
山白朝子さん名義をはずかしながら知らなかったので、他の本も読みたいな。
オススメの一冊です。