このスイッチを押すと自分には何の関係もないあのパン屋さんが経済的に破滅します。
押しても押さなくても日給一万円、1ヶ月後には百万円あげます。
という思考実験みたいなミステリ。
「純粋な悪」は存在するのか?
その対義語も興味深い。
設定が面白かっただけに、主人公が突然ファンタジーな世界に入り込んでしまったり言動が突然中二病になったりするのが惜しかった。
ゲームの粗筋を読んでいるような気分になって後半は惰性で読んだ。
宗教で深堀りするのも目新しい感じがしたから、もっと最後まで突き詰めて欲しかったなあ。
でも面白かったです。
