無限の月 /須藤 古都離

須藤古都離

「ゴリラ裁判の日」が良かったので期待に胸踊らせながら。

月の満ち欠け・ウェアラブルデバイス・中国の書・DV…色んな要素が最後はつながるのは上手いし、相変わらず読みやすい文章を書かれる方だなあと思った。

でも没入できなかった、残念。

ラスト、聡美が理解早すぎて困惑。

SFって、現実には(まだ)ない技術を持ち出してお話を組み立てるからこそ、どれだけ細かい所にリアリティを感じられるかっていうのが大事なんだな。と思った。

大事な部分がすっとばされてなんだかファンタジックにふわっともやに包んで差し出された印象を受けました。

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