11文字の檻 /青崎 有吾

青崎有吾

デビュー十周年記念短編集。

他のアンソロに入ってたり、漫画の二次創作が入ってたり(元ネタを知らない私はわけがわからんかった。)ごった煮感は強いけど、書き下ろしの表題作だけでも読むべし。
政権批判で捕らえられた官能小説家が施設を脱出するための11文字の正解パスワードを論理的に解きあかそうとするお話。
ディストピア感強いの苦手(戦争とか収容所とかもっと苦手)なんだけど、これは震えた。

「平成のエラリー・クイーン」って呼ばれるの作者本人は嫌じゃないのかなー、と思ってたけど、巻末解説を読んで疑惑が確信に。わからんけど。

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