中編二編。
『三月の局騒ぎ』北白川の古ーい女子寮には14回生以上(?!)の住人「キヨ」が居る、という噂を聞き、「坊っちゃん」ファンの若菜は心を踊らせるが、果たして。
『十二月の都大路下ル』を先に読んでおいた方が楽しめるかもしれない。
『六月のぶりぶりぎっちょう』六月二日の本能寺の変のような密室殺人事件に巻き込まれた滝川は成り行きで謎を解き明かすことに。
ミステリーというよりファンタジー。確かにねー、皆織田信長好きよねぇ。
二編とも「想いを伝えられるのは生きている者だけ」という共通のテーマが流れているのが良かった。