青崎有吾

青崎有吾

早朝始発の殺風景 /青崎 有吾

青春ミステリ小説。「青春は気まずさでできた密室だ」と帯にあるとおり、ミステリよりも、あの身悶えするようなアオハルさを堪能するのがこの本の楽しみ方なのじゃないかと。友だちとは言えないクラスメイトとの何もかも気まずい距離感とか、不器用でいて繊細...
青崎有吾

体育館の殺人 /青崎 有吾

クイーン読んだことのない人間が平成のクイーン初読みです。傘一本から立て板に水の如くたたみかける解決編のスピード感が心地よかった。そして現場の構造がシンプルなのも良かった。←これは最近いくつも部屋がある奇怪な館の見取り図とにらめっこすることが...
青崎有吾

11文字の檻 /青崎 有吾

デビュー十周年記念短編集。他のアンソロに入ってたり、漫画の二次創作が入ってたり(元ネタを知らない私はわけがわからんかった。)ごった煮感は強いけど、書き下ろしの表題作だけでも読むべし。政権批判で捕らえられた官能小説家が施設を脱出するための11...