芦沢央

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悪いものが、来ませんように /芦沢 央

子育てに悩む奈津子。不妊と夫の浮気に悩む紗英。距離の近すぎる女二人の友人関係(いわゆる共依存?)を描いた作品なのかな、でも何か所々で違和感を感じるな…と思いながら読み進めたら後半でひっくり返された!ラストの救いの無さもこれぞ芦沢央という感じ...
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夜の道標 /芦沢 央

虐待、いじめ、パワハラ…この手の社会問題を扱った小説が最近多過ぎて、最初のほうは(またこういう話か)と思いつつ読み進めていたが、最大のテーマは旧優生保護法だった。まずこのテーマでフィクションを書こう、と決めた作者の勇気に拍手を送りたい。(下...
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雨利終活写真館 /芦沢 央

作者得意のイヤミスを期待して読んだらなんかいい話やん!!!(涙)。ミステリーだと思って読み始めるとかなり簡単に序盤で真相が分かってしまうので、終活で遺影を撮るために写真館を訪れる人々の心温まる物語…だと思って読むと良いかと。ハナの言動に物申...
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貘の耳たぶ /芦沢 央

産んだばかりの我が子を他の子と取り替えてしまう繭子。そのことを言い出せないままズルズルと月日は経過してしまい…。結末がどうなるのか、息を詰めて読んでしまった。とにかく前半の繭子の暗すぎる心理描写、母親の異常さ、旦那の微妙に無神経なところ、全...
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魂婚心中 /芦沢 央

SF多めの短編集。うーん、芦沢さんはやっぱりミステリかホラーの方面がお強いんじゃないでしょうか…。色んな挑戦を見守りたい気持ちも勿論ありますが、いつものぐいぐい引っ張り込んでくれる感じが味わえず、残念。お得意のリアリティのあるイヤミス、怖い...
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<ネタバレあり>いつかの人質 /芦沢 央

12年前に誘拐(間違えて連れてきてしまった場合も法律的には誘拐に分類されるんですかね、やっぱり。そして一瞬目を離した母親が非難されるこの世の中。)された愛子は、視力を失う。そして再び、初めて親の介助無しで友だち(だとも思えないけど)と共に訪...
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今だけのあの子 /芦沢 央

イヤミスっぽく始まるけど、温かな気持ちで読み終われる、「理由」に纏わる5つの短編。仲良しグループで1人だけ結婚式に呼ばれなかった理由。亡くなった親友の部屋から帰らない理由。子どもが絵を無くした訳を答えなかった理由。友だちの好きなことに自分を...
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バック・ステージ /芦沢 央

こういう本大好き!1つ1つの短編はそれごとに成り立っていて、でも最終的に全てが伏線。最後は芦沢央にしては珍しく(笑)すっきりカタルシス!行きつ戻りつ、ワクワクしながら読みました。同じ出来事でも人によって全然見え方も考え方も違う、という当たり...
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火のないところに煙は /芦沢 央

ホラーというよりミステリー要素強め?それも、なんともモヤモヤしまくるイヤミス。 お、解決するのか?したよね?と思わせぶりにしておきながら、結局解決しないまま終わるんかいー!!アレとかコレとかはいったいなんだったんだ?と、、、ホントこの作家さん、こういうの上手だなあと思います。ひたすらモヤモヤしたい、ドMなあなたにおススメです。
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汚れた手をそこで拭かない /芦沢 央

お金は人をおかしくする。とは昔からよく言われることではあるけども、実はそれはオモテに見えるだけのことかもしれない。お金がなければ生きていけないけれど、お金のために生きてるわけではない(かもしれないし、そうではないかもしれない)。その人の心はその人にしか分からないし、端から見ると理解しがたい行動も、その人には必然の行動であることの方が(多分)多い。短編集でここまでモヤッとした気持ちになれるとむしろ清々しい。