一穂ミチ 光のとこにいてね /一穂 ミチ 最強で最恐の恋愛小説。(分類なんかどうでもいいけど世間的にはどういう種類の小説に分類されるのだろう?)マイベターハーフという言葉を思い出した。魂の片割れ。一見裕福で問題のない家庭(でも母親がサイコパス過ぎてもはやホラー)の結珠と、度が過ぎる... 2024.10.17 一穂ミチ
一穂ミチ 砂嵐に星屑 /一穂 ミチ テレビ局で働く人たちのお仕事ドラマ、なんて一言で括るには勿体なさすぎる名作。他人の芝生はいつでも青く見える。分かっていても、青々として見える。周囲から尊敬されてそこそこ人生うまくいってるように見えても、本人は鬱屈とした思いを抱えていたり。過... 2024.09.06 一穂ミチ
一穂ミチ <ネタバレあり>パラソルでパラシュート /一穂 ミチ スモールワールズが良作だったので読む前から期待しすぎたかも…。あと一年で契約を切られてしまう受付嬢、お笑い芸人を目指すコンビetc.「これから先」のための「安定したパラシュート」がない人々がそれを嘆くでもなくただただ生きていく、その強さ(或... 2024.08.17 一穂ミチ
一穂ミチ <ネタバレあり>スモールワールズ /一穂 ミチ スモールワールズとはなんぞやと思って手に取ったけれど、「確かにこれはスモールワールズだ」と、妙に納得をしてしまった。私たちがネオンテトラの水槽を覗き込むように、神さまが人間の世界を見下ろしたらこんな感じなのかもしれない。ちっぽけで愚かで無力... 2024.08.15 一穂ミチ