人気作家2人による競作。
面白くないわけがない!
特に「ありふれた眠り」はとても私好みだった。
自分の上位互換である(少なくとも兄からはそう見える)妹に対する兄のどうにもならないもやもやした気持ちがきめ細やかに描かれていて、謎がどうとかよりもむしろそちらに心を奪われた。
兄弟あるあるなのかもしれないけれど、できる弟を持つ長女としては感情移入せざるを得ない。
最後のネタバレ競作過程日記も面白かった。
(この企画の大変さが伝わってきてウッてなるけど。)
ニヤニヤしながら「これ面白いよー」って友だちに勧めたくなる本でした。