終始色んな意味で泣きそうになりながら読了。
17歳で父を、20歳で母を亡くし、大学を退学した聖輔。
一円単位で生活を切り詰める中、1つのコロッケを譲った所から光が見えてくる。
聖輔がお人好し過ぎて心配になったし、騙したりたかったりバカにしてくる奴らにめっっちゃ腹が立ったけど、季節が一周したとき、自分は一人ではない、と思えた彼の涙に思わず貰い泣きした。
2019年本屋大賞2位。
これが2位なら1位はなんだ?と思って調べたら「そして、バトンは渡された」だった。
あっちの方がインパクトは大きいけど私はこっちの方が好き。