イデアの再臨 /五条紀夫

五条紀夫

ほんタメ文学賞候補作。

朝起きたら「 」が消えていた。
でも主人公以外の人間は気が付いていない。
次々と消える言葉たち。
金髪の同級生と共に、言葉を消した犯人を突き止める。

メタ学園ミステリーと裏の粗筋にあるが、メタ!!って感じで、ガチガチのミステリではないような。
アイディアがすごいなー、そして思い付いてもこれを形にするのがすごいなー、大変だっただろうなー。
ユーモアたっぷりで時々笑わせてもらえて楽しかったけど、オチがちょっと弱いようにも感じた。
でもこういう実験的な作品を作ろうとする姿勢にエールを送りたい。

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