いきなりネタばれしてしまって申し訳ないが、私の中で、犯人が双子あるいは多重人格というのは禁じ手である。
萎える。(序盤で示唆されている場合を除く。)
そういう意味ではこの作品は禁じ手もいいとこなのだが、それを上回る面白さだったので、貶す気になれない(笑)。
誰からも愛され、神様のようだった元校長先生のお通夜に集まった元生徒や近隣住民。
そこで「神様」の悪行の数々が暴露される…?!という野次馬根性を刺激される展開。
各々が神妙な面持ちで自分のことしか考えてないとこがリアル。
設定は重いのにコミカルでサクッと読めました。