ネタバレあり・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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かわいい表紙に騙されてラノベ系か?と手に取った自分はバカ。
景は「ただ一人だけは愛した化物」だと信じたいと思いながら読み進めたけれども、最後四行を読むとそれも無理がある…。
でも宮嶺のことは「愛して」(最早何をもってして愛を定義すればいいのか分からないが)いたのではないかな、と思わなければ宮嶺が救われなさすぎる。
人間はグラデーションだ。完全な善人も完全な悪人もいない。
宮嶺の前では素直に泣いたり笑ったり甘えたり無防備でいられる。
それすら演技が9割だとしても、彼女に人を愛する心がひとかけらでもあったと信じたい。