喫茶ドードーはおひとり様専用の隠れ家的カフェ。
店主の「そろり」がその時節に合ったメニューを用意して、心が疲れた人の来店を待っている。
主にコロナ禍の、普通の人々が悩み、前を向く、そんな短編集。
ていねいな生活、ジェンダー格差、国民総幸福量…流行りの言葉に対して作者さんがどう思っているかを発信しているのかな?
癒やしを提供してほしいという需要に応えて出したのだろうな、と思う本が最近増えているけれど、みんなそれで癒されているのか?
私にはよくわからない。
あと、比べるものではないけど、青山美智子さんに似ていると感じた。