客観性の落とし穴 /村上靖彦

村上靖彦

プリマー新書にしては(?)なかなか硬め。

特に前半は「何故、人々は数値を重視するようになったか」が学術用語全開で書かれているのでここで読むの諦めてしまう人もいるのでは。

難しいところは難しいままなんとなく読み進め、後半だけでも読んでみてほしい。

「働く意思がない人を税金で救済するのはおかしい」という発言の危険さを懇切丁寧にえぐり出してくれる。
(まあそもそもこういう発言が普通に出てくるのはこれまでの数字重視の教育の賜物なのでこの発言をした学生もある意味被害者。)

ケアと居場所が足りてないし軽視されている現状が怖い。

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