「みんな違ってみんないい」のか? ――相対主義と普遍主義の問題 /山口 裕之

山口裕之

タイトルのキャッチーさとは裏腹に(私にとっては)難解な哲学の本。

昨今の世の流れにある「人それぞれ」という一見寛容に思える言葉の無責任さ、冷たさに切り込み、ではどうしたら良いのか?というのを考察している。

ポイントは「より正しい正しさ」を、「当事者の同意を得て」構築していく、ということ。

しかし目まぐるしい世の中の移り変わり、兎に角スピード感が重要視される現代において、集団でそれを実践するのは中々難しいだろうなあ…。

しかし考えることを放棄するのは簡単でもしっぺ返しを食らうのは自分。

思考停止への戒めになった。

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