「人を見た目で判断してはいけない」とか嘘っぱちを吹き込まれて育つけれども、就活に限らず、見た目で判断されることは多い。
にも関わらずそれを「人となり」だの「総合的に判断」だの耳障りの良い言葉で取り繕うことに最早意味などないのでは?ということを限界まで突き詰めた本作。
会社を破滅へと導くべく『業務』に邁進する小野の執念深さがどこまでも追いかけてくるようで怖かった。
現実の社会で「ウチは黄金比で採用します」くらい明確な基準を公表してくれる会社があったら寧ろ清々しいのでは、とチラッと思ってしまうけど、まあ、ないよね。