高瀬隼子 〈ネタバレあり〉新しい恋愛 /高瀬隼子 高瀬さんが「恋愛」を書くとこんな風になるんだなー、と興味深く読了。こんなに賛否ありそうな、というか共感・非共感分かれそうな恋愛小説集ってないのでは。5つの短編が入っているけれど、正直なところ、(あー分かる、分かる、)ってなったの3編、ちょっ... 2024.11.10 高瀬隼子
大谷朝子 がらんどう /大谷 朝子 38歳独身女性平井は40歳独身女性菅沼とルームシェアを始める。ある日、2人が推しているアイドルグループのうちの1人が電撃婚を発表した時に、バタフライ効果のように危うい均衡が崩れ始める。(もはやそれが発端と断言することもできないが。)菅沼の副... 2024.11.10 大谷朝子
金原ひとみ ナチュラルボーンチキン /金原ひとみ オーディブル先行に納得。どっちにしようか迷ってるならオーディブルで。っていうくらい、言葉のリズムがすごい。けど単行本でも十分たのしめた。労務課ルーティン女×型破り編集者にモッシュする系バンドマンの化学反応。肉野菜炒めにパックご飯を夕飯にする... 2024.11.09 金原ひとみ
菊池亜希子 おなかのおと /菊池 亜希子 この方の書く文章と絵(表紙もかわいい!)がたまらなくツボで、数年前「みちくさ」を友だちにすすめまくってウザがられていた。(そして気がついたら借りパクされていた。もう一回買おうかしら…)ふるさとでの思い出の味、上京して独り奮闘するご飯、妊娠し... 2024.11.09 菊池亜希子
小松立人 そして誰もいなくなるのか /小松立人 ミステリ作家志望の小松立人は、大学時代、知人同士の4人でこっそりタンス預金を盗む。誰にも気が付かれないまま10年が過ぎ、埋めておいた金を掘り起こそう、と集まるが、道中、崖崩れに巻き込まれて全員絶命。…の、はずが、死神から一週間の猶予を与えら... 2024.11.08 小松立人
アンソロジー 黒猫を飼い始めた /アンソロジー 「黒猫を飼い始めた」の一行から始まるショートショート集。二行目からは各作家さんの想像力と個性が爆発。猫、それも黒猫ということで、少しミステリーだったりホラーチックだったりする話が多かった。(ただ、『黒』猫じゃなくてもいいんじゃない?っていう... 2024.11.08 アンソロジー
塩田武士 存在のすべてを /塩田武士 2024年本屋大賞第3位。物語はいきなり緊迫感のある誘拐事件から始まる。ほぼ同時に起こされた2件の誘拐事件の繋がりは。果たして狂言なのか。事件は解決を見ないまま30年の月日が流れる。担当刑事・中澤と交流のあった新聞記者の門田は、中澤が亡くな... 2024.11.07 塩田武士
呉勝浩 爆弾 /呉 勝浩 所謂「無敵の人」スズキタゴサクが、取調室で無差別爆破テロを“予告“する。命は平等、なんて言うけれど、それってウソだよね?と警察の(そして読者の)正義を揺さぶり続け、ぬるぬると翻弄するタゴサクのキャラがなんとも気持ち悪い。そして相対する警察側... 2024.11.07 呉勝浩
名取佐和子 〈ネタバレあり〉銀河の図書室 /名取佐和子 『図書室のはこぶね』の続編のようなのでそちらを先に読むことをおすすめします。(またやってしまった…。いや、このタイトルからは分からんでしょ。)でもこの本単体でも大丈夫です。私立の受験に失敗して県立野亜高校に入学したチカは「イーハトー部」に入... 2024.11.06 名取佐和子
SCRAP すごいことが最後に起こる! イラスト謎解きパズル /SCRAP DETECTIVE Xをやって、SCRAPさんの他の本にも挑戦したくなり購入。本の体裁ではあるけど、本なのか…?ネット環境、筆記用具、ハサミが必要。難易度的には中~上級のように感じました。(ドの付く素人なので、パズルに慣れた人がどう感じるか... 2024.11.06 SCRAP