飛沫感染でその人の未来が一瞬見えちゃうことがある壇先生。
猫を虐待した人間に報復を与える仕事をする二人組。
別々に見える物語がどう絡んでいくのか、ワクワクしながら読み進めた。
(タイトルの意味知らなかったけど、なるほどね。)
私たちも小説の登場人物かもしれない。
永遠回帰するのかもしれない。
でも、必死にもがいて掴み取れる何かがあると信じている。
ニーチェ読んだことがあるならもっと楽しめただろうなと思ったけど、このスリルとスピード感、荒唐無稽なのに一切の引っ掛かりを感じさせない筆致はさすが伊坂幸太郎。
大満足の一冊でした。