玩具製作販売会社元社長・戸川福太郎は娘婿に跡を継がせてからも謎の肩書きをこしらえて会社に居座り、社員を捕まえては自慢話を延々と垂れ流す。
ある時遂に娘がブチ切れる。
…から始まる老害小説(そんなジャンルはない。)。
突っ込み所も多いがクスッと笑わされる文章も多く、面白かった。
個人的に(クレーマーでさえなければ、と但し書きする時点で好きじゃないが)サキが好きでした。
(というか若いクレーマーも多数存在するので、老害の括りにクレーマーを入れるのはちょっと乱暴なのでは。まあクレーマーに年寄りが多いのは悲しいかな事実。)