“完全犯罪請負人”黒羽烏由宇はホワイトデーの夜、何者かによってビルの屋上から突き落とされ、瀕死の重傷を負った結果、7日だけの幽霊となる。
誰にも見えないはずが、霊感の強い少女・音葉に見つかってしまい、彼女から両親を殺害した犯人への復讐を依頼される。
幽霊と子供のタッグって面白そう、と思ったんやけど…、中二病過ぎて読むのつらかった…。
(物語の設定上、多分わざとそうしたんかな?)
あと、地の文(語り手)では一人称が「私」なのに、会話文では「僕」な所に一々違和感を感じてしまって、読みにくーい!
(それにもちゃんと理由がある、と後半に判明するんやけども。)
それと、細かいんやが、いくらお金持ちでも一箱ウン千円の高級チョコをホットチョコレートにするっていうのが(も、勿体ない…!)って思っちゃった。
(いや、本文中でもちゃんと「ちょっといいホットチョコレート」って書いてあるんやけどね。)
いくつも用意された多重解決はすごいけど、けっこう長いし(469ページ)、読む人を選ぶと思う。