旅ごはん /小川 糸

小川糸

飯テロ作家(勝手に命名しましたすみません。)の重鎮、小川糸さんによる旅先で出会った食のエッセイ。

バルト三国、ドイツ、フランス、イタリア…出不精過ぎる私にとっては、疑似海外旅行を楽しむ気分。
聞いたこともない名前の料理、異国の文化。(個人的には松ぼっくりの砂糖漬けの味が気になりすぎる。)

小川糸さんの紡ぐ言葉には、食べ物や、作る人へのリスペクトが込められている。
それらを育んできた歴史への深い慈しみを感じると共に、常に自分のふるさとへの郷愁の念やある種の業から逃れることができない諦念のようなものも感じる。

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