筆者最新作で芥川賞候補作(え?って思ったけど読んだらなるほど芥川賞ぽい。そっちに寄せなくてもいいのではと勝手に思った。)ということでめっちゃ期待して読んだら、溶接とか工事の専門用語が分からなさすぎて、情景を上手に思い描くことができず苦戦した。
「その描写」で伝えたいことが多分溢れるほどあるんだろう、というのは伝わってきたんだけど…悔しいー。
伊東の「スランプ」の引き金となった「検査員」の存在が最後まである種の亡霊となって伊東に付きまとう。
その存在を認めない限り「スランプ」から抜け出せないぞ、という象徴なのか?
