悪いものが、来ませんように /芦沢 央

芦沢央

子育てに悩む奈津子。

不妊と夫の浮気に悩む紗英。

距離の近すぎる女二人の友人関係(いわゆる共依存?)を描いた作品なのかな、でも何か所々で違和感を感じるな…と思いながら読み進めたら後半でひっくり返された!

ラストの救いの無さもこれぞ芦沢央という感じ。

殺された大志が疑いようもなくクズなのが唯一の救いかな?(←ヒドい。)

終始重くてしんどい~。

虐待の連鎖を断ち切って子どもを育て(しかも一見それに成功しているように見える)、それが却って子どもを縛りつけていた、…じゃあどうすればいいの?という哀しいような脱力感に襲われた。

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