新川帆立さんが「下品な企画が来たので思い切り下品な作品を書いたぜ！」とどこかで宣っていたので手に取った、東大卒生と東大生によるアンソロジー。
編集さんがどういう風に依頼したのかは知らないが、「東大」というテーマが一番生きているのは結城真一郎さん。
東大卒というフィルターで見られ続けた結果の『いちおう東大です』の”いちおう”の重さがつらい…。
新川さんは東大生である上に女であることのしんどさも併せて描いているのに重くならず皮肉も織り交ぜ、軽やかにここまで面白いのが書けるのはさすが。
この二人がずば抜けて良かった。
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