黄色い家 /川上未映子

川上未映子

私ごときがこの本をレビューするのはばかられるのでは、と思ってしまう。

ただ仲の良い人とひっそり暮らしたかっただけなのに、どんどん悪い状況に追い込まれていく花、状況を理解できず脳天気な蘭と桃子、「よく分からない」黄美子さん。

狂っていく花の心理描写がししししんどいー。しんどいよー。

汗水たらして働けと世間は言うが、そもそも「まともな」仕事から門前払いを食らう人間には「良い」汗水をたらす資格すら与えられない。

それを自己責任と言ってしまうのは乱暴すぎる。

終始重たいので、心身共に好調な時に読むのをおすすめいたします。

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