あさひは失敗しない /真下 みこと

真下みこと

周りから浮かないように、怒られないように生きてきた自分自身に近いものを感じて、主人公に共感してしまったけれども、何か実体のないフワフワした存在のようにも感じるアンビバレントなこの感情は一体なんだろう。

母親の母親も毒親(という括りに入れるには狂気が過ぎるけれども)で、あさひちゃん、その連鎖から逃げるんだよ、がんばれ!とお祈りする気持ちで読み終わった。

失敗することは恥ずかしいことじゃない、自分の人生は自分で選んでいいんだよ、と、過去の自分にも教えてあげたい。

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