注文の多い料理小説集

アンソロジー

お腹の空くアンソロジー。

『エルゴと不倫鮨』
会員制鮨屋に現れた最強の母親。
「場に相応しくない」、子連れの彼女は、一体何者よ、ってくらいの美食家っぷりを披露して卒乳。
爽快でした!

『夏も近づく』
田舎暮らしを営む拓実の元に、兄の子どもが転がり込んでくる。
最初は戸惑っていた拓実だが…。

『好好軒の犬』
小説家の夫から小説を書くことを勧められた妻の書く物語は。

『色にいでにけり』
へー、江戸時代あたりは紫色ってそんな高価やったんやー、勉強になる。

『味のわからない男』
泣きレポのガンちゃん、本当は味なんてわからなくて。

『福神漬』
身を粉にして働く「私」はある日、病院の食堂で贅沢にカレーを頼む。

『どっしりふわふわ』
あー、確かに、日本人のパンの好みって「どっしり」よりも「ふわふわ」だわな。

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