命とられるわけじゃない /村山 由佳

村山由佳

逝ってしまったもみじが「着替えて」戻ってきたかのようなお絹との出逢い。

スピリチュアルなことは信じないけれど、人間なんかには預かり知ることのない運命や奇跡って絶対ある。

謙虚な姿勢で生きなはれ、と猫に背筋をてちてち、と叩かれている気分になった。

村山氏、相変わらずぶっとんでおられ、全然完璧な人間なんかではないところが好きです。

猫への愛が語られているにも関わらず、人間への愛憎…と一括りにしていいのか分からない何か、がにじみ出ていて大好きな一冊。

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