40歳目前で円満離婚したまりえ。
結婚相談所に登録したり、年下の恋人ができたり、の彼女の日常。
特にドラマチックなことは起こらないけれど、離婚をきっかけに「結婚ってなんだろう」ということを考えざるを得なくなったまりえの心模様が緻密に繊細に描かれていて、それが良い。
33歳男性(未婚)と40歳女性(バツ1)ではこうも恋愛と結婚に対する感覚が違うのか、そうだよなーそうなのか?とか、千年前の身売り的婚姻制度から結局ジェンダー観は変わってないのではないかとか、この本を読まなければ考えなかっただろうことがたくさんあった。
