自分の就活の苦労を思い出してつらーい気持ちになるかも、と敬遠してたけど、気が付いたら一気読みしてました。
就活生と企業のバカバカしい嘘の吐き合いをここまで皮肉にリアルに書かれると最早笑うしかない。
笑えないけど。
内定を得るために他の候補者たちの後ろ暗い過去を暴いたのは誰なのか?
二転三転する「犯人」像。
突っ込み所も多かったけど、謎解きも楽しかった!
人の多面性、それを色眼鏡で見て決め付けることがどれだけ危険か(と書いてしまうと途端に陳腐になってしまうけれど。)とても丁寧に書き込まれていて、良い小説でした。