前作『神様ゲーム』に引き続き独特のイヤミスを堪能できた。
ラストをどう捉えるかは読者それぞれに委ねられているのだろうけど、私は恐ろしすぎてヴッてなった。
小学五年生ってこんなに冷静に論理的思考を繰り広げられるものだったっけと思いつつ時折混ざる年齢相応の幼稚さが逆に残酷でリアル。
神様は意地悪だし一番怖いのは幽霊じゃなくて人間なのは同意するけど殺人も事故も自死も多過ぎで人間不信になりそう…。
あの人もこの人も実は殺人鬼!だなんて、「神様」鈴木くんが居なかったら知らずにすんだのかも。
でも知らなかったらそれはそれで…。