良くも悪くも薄かったです。
心の病を簡単に説明する本を小説風に味付けしました、という印象を受けました。
精神科や心療内科にかかろうかどうか悩んでいる人の心のハードルを下げてくれるかもしれないけど、そもそも心身病んでる時にこの長さの文章は読めないのでは。
そして物語としては、話がうまく進みすぎて深みが無いように感じました。
そんなに人生甘くない。
蛇足ですが、残念ながら今の日本(特に首都圏)で簡単に予約が取れる、あるいはこの小説に出てくるような行きたい時にフラッと行けるような(まともな)メンタルクリニックは無いです。