辻村深月 ツナグ /辻村 深月 「使者(ツナグ)」に依頼すると、人生で一回だけ死者に会うことができる、というファンタジー設定なのに、まんまと泣かされてしまった。会えたとして、それが前を向いて生きることにつながるのか一生後悔を抱えて生きることになるのか。特に嵐と御園の女の「... 2024.08.26 辻村深月
アンソロジー <ネタバレあり>神様の罠 /辻村 深月,乾 くるみ,米澤 穂信,芦沢 央,大山 誠一郎,有栖川 有栖 錚々たる作家陣による短編集。「神様の罠」(←このタイトルだけでだいぶ期待持たせるよね)がなんのことなのか結局分からなかったけど、秀策揃いでした。「夫の余命」設定は単純なのに一番分かりにくくて面白くなかった。こんなクズ夫のために自殺しなくてよ... 2024.08.26 アンソロジー
ワード 京都男子: とっておきの町あるき 図書館にてジャケ買いならぬ背表紙借り。大学時代を京都で過ごしたので、京都本を見かけるとなんとなく手に取ってしまう。今住んでいる所にも牧歌的日本庭園はあるけれど…、写真で眺めるだけでもやっぱり京都の日本庭園は凄まじい。落ち葉一つにも美学が込め... 2024.08.25 ワード
斜線堂有紀 廃遊園地の殺人 /斜線堂 有紀 昨今のミステリー、こういうのが皆の流行りなんでしょ?でも私が一番面白いモノ書いてやるぜー!!という作者の気概が感じられて、よし、じゃあこっちも全力で楽しんでやるぜー!と思わされました。舞台は二十年前に銃乱射事件により廃園となった遊園地(もち... 2024.08.25 斜線堂有紀
青山美智子 木曜日にはココアを /青山 美智子 赤、青、緑…色とりどりのお花畑をゆっくり散歩しているような、あたたかい気持ちになれました。静かな喫茶店でココア片手に読んで欲しい一冊です。隅っこのお席、好きな人けっこう居ますよねー(かく言う私も隅っこ暮らしの人間ですが。この現象は日本人だけ... 2024.08.24 青山美智子
斜線堂有紀 <ネタバレあり>恋に至る病 /斜線堂 有紀 ネタバレあり・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・かわいい表紙に騙されてラノベ系か?と手に取った自分はバカ。景は「ただ一人だけは愛した化物」だと信じたいと思いながら... 2024.08.24 斜線堂有紀
今村昌弘 <ネタバレあり>魔眼の匣の殺人 /今村 昌弘 屍人荘を先に読むべきだったのかも(汗。古典ミステリーへのリスペクトが詰まってて面白かったです。うーん、十色勤が最大の元凶なのでは。自分の「能力」に振り回されながらも、前を向いて歩いていこうとしていた真理絵が哀れでならない。勤が岡町さんをきち... 2024.08.23 今村昌弘
窪美澄 朔が満ちる /窪 美澄 親ガチャという言葉に、産み育ててくれた親に対して不謹慎だ、と眉をひそめる人がいる。だけど、私はむしろ、軽すぎる、と、思う。毒親という言葉も、生ぬるい。暴力は犯罪なのに。死んでしまうかもしれないのに。普通の家庭を取り繕う母親にも吐き気を催す。... 2024.08.23 窪美澄
ヨシタケシンスケ あるかしら書店 /ヨシタケ シンスケ 二割現実、八割妄想でできてる奇妙な本。ヨシタケさんの描く世界は、きれい事だけじゃないのにいつもとても優しい。皆がこうだったなら、もう少し平和なのにな、と思う。特にこの本は、本好きならこんな世界線で生きてみたいなーと思っちゃうような世界。「上... 2024.08.22 ヨシタケシンスケ
降田天 <ネタバレあり>すみれ屋敷の罪人 /降田 天 戦争が絡むお話は苦手なのに最後まで読んでしまった…。うう。昭和初期のスミレに包まれたお屋敷。温厚な主と美しい三姉妹、沢山の使用人たち。(←こういう設定、大好物です。)その穏やかな日常に爆弾を落としていく戦争というばけもの。少しずつ、でも明ら... 2024.08.22 降田天