小川糸 旅ごはん /小川 糸 飯テロ作家(勝手に命名しましたすみません。)の重鎮、小川糸さんによる旅先で出会った食のエッセイ。バルト三国、ドイツ、フランス、イタリア…出不精過ぎる私にとっては、疑似海外旅行を楽しむ気分。聞いたこともない名前の料理、異国の文化。(個人的には... 2024.09.14 小川糸
新川帆立 帆立の詫び状 おっとっと編 /新川帆立 2022年10月~2024年4月のエッセイをまとめたもの。バッグ愛を拗らせた上に時計にまで手を出す。車には手を出さない!と宣言されておられるけどフリだよね…(ニヤニヤ)。「くそウザいやつにかぎって、時計の趣味だけは良い」ってほんまかいな。デ... 2024.09.13 新川帆立
芦沢央 今だけのあの子 /芦沢 央 イヤミスっぽく始まるけど、温かな気持ちで読み終われる、「理由」に纏わる5つの短編。仲良しグループで1人だけ結婚式に呼ばれなかった理由。亡くなった親友の部屋から帰らない理由。子どもが絵を無くした訳を答えなかった理由。友だちの好きなことに自分を... 2024.09.13 芦沢央
古内一絵 東京ハイダウェイ /古内 一絵 真面目にしか働けない桐人、ワーママのマネージャー恵理子、いじめの標的にされた圭太、母から結婚をせっつかれる久乃、流されて生きてきた光彦、プラネタリウムに通う璃子。それぞれの闘い。ハラスメントの問題が多く描かれる。要領が良くて声が大きい人間だ... 2024.09.12 古内一絵
降田天 事件は終わった /降田 天 まだ頭がグルグルしている。人間には想像力という強い武器がある。でも、使い方を間違えると、自分や他人を傷つけてしまう。想像力は両刃の剣だ。そのことを忘れないように、と自分に釘を刺した。地下鉄で起きた刺殺事件のその後を描いた連作短編集。犯人から... 2024.09.12 降田天
綿矢りさ オーラの発表会 /綿矢 りさ 人に興味はあるのに人の感情を想像するのが苦手な海松子(みるこ)。趣味は日光を浴びながらの枝毛切りと凧揚げ。脳内で人に失礼なあだ名を付ける。友だちと呼べるのは「まね師」萌音だけ。突然めっちゃ良いこと言ったり突拍子もないことやり出したり感情が忙... 2024.09.11 綿矢りさ
新川帆立 元彼の遺言状 /新川 帆立 特濃キャラとぶっとび設定の傑作リーガル(?)ミステリー。お金大好き弁護士の主人公麗子(こういう人嫌いじゃない(笑)、元彼(3ヶ月だけかよ)の遺産を獲得すべく、元彼の友人を殺人犯に仕立て上げようと奔走。カネカネって言うけど、人間はカネ以上に大... 2024.09.11 新川帆立
森絵都 獣の夜 /森 絵都 「1日10分のときめき」で既読だったけれど『太陽』がやっぱり好きだー。他人にとっては取るに足らない物が自分にとっての太陽でもいいんだ、と肯定してもらえる感じに涙が滲む。この短編だけでも読む価値あり。『獣の夜』は「女ともだち」で読んだ時は爽快... 2024.09.10 森絵都
青山美智子 赤と青とエスキース /青山 美智子 鮮やかな赤と青が目に浮かぶような物語。大事な人に素直になれない。ついつい虚勢を張ってしまう。自分の進む道がこのままでいいのか、悩んで迷って修正して。でも、そんな時もそばに居てくれる人が居るのは、奇跡。だけどそれは運が良かったからじゃない。が... 2024.09.10 青山美智子
飛田和緒 台所の相談室 /飛田 和緒 料理についての相談事に答えていく形のレシピ紹介。皆さまの相談事がガチで真面目に生活に取り組んでいる感じのものが多くて、(みんなそんな頑張らんでも…)って思ったけど、元々ダスキン利用者向けの新聞連載だったようで、それも納得。ぽたぽた漬けに興味... 2024.09.09 飛田和緒