新川帆立 剣持麗子のワンナイト推理 /新川 帆立 玉子ちゃんも良かったけど、やっぱり主役は剣持麗子が良き!コナ○くん並みに周りで人が死ぬの、怖くないんかな…絶対警察にマークされそうやけど…。今回も作者のエンタメ精神大爆発で一気に読めました。話の作り方も上手いんやけど、キャラの作り込みがスゴ... 2024.10.18 新川帆立
穂波了 月面にアームストロングの足跡は存在しない /穂波了 地球から38万km、超極限状態でのサバイバル・ミステリ!との謳い文句に誘われて。宇宙船に乗り込んだ6人の表向きのミッションは、民間人も宇宙に行ける時代に向けた資金調達。しかし、突如NASAから「アームストロング船長の足跡を捏造せよ」との指令... 2024.10.17 穂波了
一穂ミチ 光のとこにいてね /一穂 ミチ 最強で最恐の恋愛小説。(分類なんかどうでもいいけど世間的にはどういう種類の小説に分類されるのだろう?)マイベターハーフという言葉を思い出した。魂の片割れ。一見裕福で問題のない家庭(でも母親がサイコパス過ぎてもはやホラー)の結珠と、度が過ぎる... 2024.10.17 一穂ミチ
白井智之 ぼくは化け物きみは怪物 /白井智之 多彩な短編5編。感想を書くと全部ネタバレになりそうなのでざっくり粗筋だけ。やっぱり白井さんは長編がいいなー、とは思うものの、粒揃いの短編集でした。『最初の事件』まだ小学生の“名探偵”リョータは学校で起きた事件を解決しようと奮闘する。一方、北... 2024.10.16 白井智之
道尾秀介 DETECTIVE X CASE FILE #1 御仏の殺人 /道尾秀介 控えめに言ってめっっっちゃ面白かった。公式で発表されてる粗筋以上のものを語ると何もかもネタバレになる気がして怖いので何も語れないけど、ミステリ好きは是非!小説というよりゲームに近い感覚でした。最後は鳥肌たちました。第二弾に期待。DETECT... 2024.10.16 道尾秀介
斜線堂有紀 星が人を愛すことなかれ /斜線堂有紀 斜線堂さんの恋愛小説は恋愛小説じゃないので取り扱い注意。(何言ってるか分からないと思うけど読んだら分かる。多分。)単品でも大丈夫だけど、「愛じゃないならこれは何」を読んでからの方がより深い地獄に行けます。『ミニカーを捨てよ、春を呪え』容姿コ... 2024.10.15 斜線堂有紀
小川洋子 掌に眠る舞台 /小川 洋子 舞台の上では生と死、相反するものが共存することができる。工具箱の上で踊る妖精、劇場の住人、花柄のスカートの下では履き慣らし少女が痛みに耐え、装飾用の劇場ではコンパニオンがハーモニカを吹き鳴らす。資産家の愛人だった伯母さんは、いつか迎えに来て... 2024.10.15 小川洋子
方丈貴恵 〈ネタバレあり〉少女には向かない完全犯罪 /方丈貴恵 “完全犯罪請負人”黒羽烏由宇はホワイトデーの夜、何者かによってビルの屋上から突き落とされ、瀕死の重傷を負った結果、7日だけの幽霊となる。誰にも見えないはずが、霊感の強い少女・音葉に見つかってしまい、彼女から両親を殺害した犯人への復讐を依頼さ... 2024.10.14 方丈貴恵
奥田亜希子 求めよ、さらば /奥田 亜希子 普段自分では手に取らないであろう本を、「大人の恋愛小説大賞」の煽り文句に乗っかって読んでみた。感想を一言で表すなら「お幸せに~(呆)」。妊活という重いテーマが織り込まれている。子どもを授かれなくて、日々心身をすり減らしている人がたくさんいる... 2024.10.14 奥田亜希子
寺地はるな タイムマシンに乗れないぼくたち /寺地はるな 優しい、沁み沁みな短編7篇。『コードネームは保留』自分は殺し屋、という設定を生きることで他人と違う部分が多い人生を乗り切ろうとする南優香。『タイムマシンに乗れないぼくたち』博物館が逃げ場の草児。フーファ。『口笛』「仕事がある」兄から、姪の幼... 2024.10.13 寺地はるな