斜線堂有紀

廃遊園地の殺人 /斜線堂 有紀

昨今のミステリー、こういうのが皆の流行りなんでしょ?でも私が一番面白いモノ書いてやるぜー!!という作者の気概が感じられて、よし、じゃあこっちも全力で楽しんでやるぜー!と思わされました。舞台は二十年前に銃乱射事件により廃園となった遊園地(もち...
青山美智子

木曜日にはココアを /青山 美智子

赤、青、緑…色とりどりのお花畑をゆっくり散歩しているような、あたたかい気持ちになれました。静かな喫茶店でココア片手に読んで欲しい一冊です。隅っこのお席、好きな人けっこう居ますよねー(かく言う私も隅っこ暮らしの人間ですが。この現象は日本人だけ...
斜線堂有紀

<ネタバレあり>恋に至る病 /斜線堂 有紀

ネタバレあり・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・かわいい表紙に騙されてラノベ系か?と手に取った自分はバカ。景は「ただ一人だけは愛した化物」だと信じたいと思いながら...
今村昌弘

<ネタバレあり>魔眼の匣の殺人 /今村 昌弘

屍人荘を先に読むべきだったのかも(汗。古典ミステリーへのリスペクトが詰まってて面白かったです。うーん、十色勤が最大の元凶なのでは。自分の「能力」に振り回されながらも、前を向いて歩いていこうとしていた真理絵が哀れでならない。勤が岡町さんをきち...
窪美澄

朔が満ちる /窪 美澄

親ガチャという言葉に、産み育ててくれた親に対して不謹慎だ、と眉をひそめる人がいる。だけど、私はむしろ、軽すぎる、と、思う。毒親という言葉も、生ぬるい。暴力は犯罪なのに。死んでしまうかもしれないのに。普通の家庭を取り繕う母親にも吐き気を催す。...
ヨシタケシンスケ

あるかしら書店 /ヨシタケ シンスケ

二割現実、八割妄想でできてる奇妙な本。ヨシタケさんの描く世界は、きれい事だけじゃないのにいつもとても優しい。皆がこうだったなら、もう少し平和なのにな、と思う。特にこの本は、本好きならこんな世界線で生きてみたいなーと思っちゃうような世界。「上...
降田天

<ネタバレあり>すみれ屋敷の罪人 /降田 天

戦争が絡むお話は苦手なのに最後まで読んでしまった…。うう。昭和初期のスミレに包まれたお屋敷。温厚な主と美しい三姉妹、沢山の使用人たち。(←こういう設定、大好物です。)その穏やかな日常に爆弾を落としていく戦争というばけもの。少しずつ、でも明ら...
凪良ゆう

滅びの前のシャングリラ /凪良 ゆう

ごめん、雪絵の親が本っっ当に無理なんだが。実の子どもが生まれて嬉しいのは分かるけど、その子に「真実子」とか名付けるあたり無神経過ぎて反吐が出る。自分たちのことしか見えてない。雪絵は友樹たちと「家族」になれて本当に良かった、救われた、と思う。...
今村昌弘

<ネタバレあり>屍人荘の殺人 /今村 昌弘

<ネタバレあり>・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・...
福井県立図書館

100万回死んだねこ 覚え違いタイトル集 /福井県立図書館

ふふっ て笑わせて貰えました。司書さんてすごい… しかし、古今東西の書籍について1人の人間が網羅できるのん?って単純に疑問。ここから自分語りになってしまうのですが、その昔書店員やってました。困る問い合わせ一位は「さっきテレビで紹介されてたや...