斜線堂有紀 廃遊園地の殺人 /斜線堂 有紀 昨今のミステリー、こういうのが皆の流行りなんでしょ?でも私が一番面白いモノ書いてやるぜー!!という作者の気概が感じられて、よし、じゃあこっちも全力で楽しんでやるぜー!と思わされました。舞台は二十年前に銃乱射事件により廃園となった遊園地(もち... 2024.08.25 斜線堂有紀
青山美智子 木曜日にはココアを /青山 美智子 赤、青、緑…色とりどりのお花畑をゆっくり散歩しているような、あたたかい気持ちになれました。静かな喫茶店でココア片手に読んで欲しい一冊です。隅っこのお席、好きな人けっこう居ますよねー(かく言う私も隅っこ暮らしの人間ですが。この現象は日本人だけ... 2024.08.24 青山美智子
斜線堂有紀 <ネタバレあり>恋に至る病 /斜線堂 有紀 ネタバレあり・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・かわいい表紙に騙されてラノベ系か?と手に取った自分はバカ。景は「ただ一人だけは愛した化物」だと信じたいと思いながら... 2024.08.24 斜線堂有紀
今村昌弘 <ネタバレあり>魔眼の匣の殺人 /今村 昌弘 屍人荘を先に読むべきだったのかも(汗。古典ミステリーへのリスペクトが詰まってて面白かったです。うーん、十色勤が最大の元凶なのでは。自分の「能力」に振り回されながらも、前を向いて歩いていこうとしていた真理絵が哀れでならない。勤が岡町さんをきち... 2024.08.23 今村昌弘
窪美澄 朔が満ちる /窪 美澄 親ガチャという言葉に、産み育ててくれた親に対して不謹慎だ、と眉をひそめる人がいる。だけど、私はむしろ、軽すぎる、と、思う。毒親という言葉も、生ぬるい。暴力は犯罪なのに。死んでしまうかもしれないのに。普通の家庭を取り繕う母親にも吐き気を催す。... 2024.08.23 窪美澄
ヨシタケシンスケ あるかしら書店 /ヨシタケ シンスケ 二割現実、八割妄想でできてる奇妙な本。ヨシタケさんの描く世界は、きれい事だけじゃないのにいつもとても優しい。皆がこうだったなら、もう少し平和なのにな、と思う。特にこの本は、本好きならこんな世界線で生きてみたいなーと思っちゃうような世界。「上... 2024.08.22 ヨシタケシンスケ
降田天 <ネタバレあり>すみれ屋敷の罪人 /降田 天 戦争が絡むお話は苦手なのに最後まで読んでしまった…。うう。昭和初期のスミレに包まれたお屋敷。温厚な主と美しい三姉妹、沢山の使用人たち。(←こういう設定、大好物です。)その穏やかな日常に爆弾を落としていく戦争というばけもの。少しずつ、でも明ら... 2024.08.22 降田天
凪良ゆう 滅びの前のシャングリラ /凪良 ゆう ごめん、雪絵の親が本っっ当に無理なんだが。実の子どもが生まれて嬉しいのは分かるけど、その子に「真実子」とか名付けるあたり無神経過ぎて反吐が出る。自分たちのことしか見えてない。雪絵は友樹たちと「家族」になれて本当に良かった、救われた、と思う。... 2024.08.21 凪良ゆう
今村昌弘 <ネタバレあり>屍人荘の殺人 /今村 昌弘 <ネタバレあり>・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・... 2024.08.21 今村昌弘
福井県立図書館 100万回死んだねこ 覚え違いタイトル集 /福井県立図書館 ふふっ て笑わせて貰えました。司書さんてすごい… しかし、古今東西の書籍について1人の人間が網羅できるのん?って単純に疑問。ここから自分語りになってしまうのですが、その昔書店員やってました。困る問い合わせ一位は「さっきテレビで紹介されてたや... 2024.08.20 福井県立図書館