アンソロジー ザ・ベストミステリーズ2023 /アンソロジー 絶対はずさないミステリー七選。これは何かのシリーズものの一部なのかな?という作品が多いのがちょっと賛否分かれるところかも。でも全体として端正で洗練された短編ばかりなので、ミステリー読み慣れてない人でも大丈夫です。『ファーストが裏切った』野球... 2025.03.03 アンソロジー
千早茜 赤い月の香り /千早 茜 「透明な夜の香り」が未読の方はそちらを先に読むことをおすすめいたします。今作の主人公は一香ではなく、また別の傷を持つ青年・朝倉満。朔がミステリアスなのは前作から引き続きなのだけど、ミステリアス通り越しすぎてる感じが時々ついてけない感じがした... 2025.03.02 千早茜
川上未映子 黄色い家 /川上未映子 私ごときがこの本をレビューするのはばかられるのでは、と思ってしまう。ただ仲の良い人とひっそり暮らしたかっただけなのに、どんどん悪い状況に追い込まれていく花、状況を理解できず脳天気な蘭と桃子、「よく分からない」黄美子さん。狂っていく花の心理描... 2025.03.01 川上未映子
宇野碧 レペゼン母 /宇野 碧 ダメ息子×おかん、ラップバトルで決着をつける!親離れ子離れという、最後は絶対ハッピーエンドで終わってくれるという安心感のある(悪く言えばありふれた)テーマが一気に斬新に。64歳でラップできちゃう明子さん最強過ぎる。いくら小さい頃に父親が亡く... 2025.02.28 宇野碧
村上靖彦 客観性の落とし穴 /村上靖彦 プリマー新書にしては(?)なかなか硬め。特に前半は「何故、人々は数値を重視するようになったか」が学術用語全開で書かれているのでここで読むの諦めてしまう人もいるのでは。難しいところは難しいままなんとなく読み進め、後半だけでも読んでみてほしい。... 2025.02.27 村上靖彦
ブレイディみかこ リスペクト /ブレイディみかこ 2014年にロンドンで実際に起きた占拠事件をモデルとした小説。ホームレス・シェルターからの退去を迫られたシングルマザーたちが公営住宅を占拠し、自分たちの尊厳を主張する。日本とは違う、と分かっちゃいるが、日本で同じことが起きたらもっと陰湿で激... 2025.02.26 ブレイディみかこ
夕木春央 十戒 /夕木 春央 登場人物が覚えられなくてどうしよう(観光開発会社二名、建設会社二名、不動産屋二名、亡くなった伯父の友達一名 過半数が普通の中年~壮年男性。無理ー!)ってなったけど、とりあえず自己紹介ページに指をはさみつつ読み進めたら恐ろしく面白いミステリで... 2025.02.25 夕木春央
窪美澄 ルミネッセンス /窪美澄 ホラーのような、現代病理を切り取ったような、怖さと哀しさが交じり合った短編五編。読み終えて、まず、ルミネッセンスという単語の意味を調べた。熱を伴わずに発光すること、冷光…なんか分かったような分からんような。蛍の光をイメージしたら合ってるのか... 2025.02.24 窪美澄
高瀬隼子 いい子のあくび /高瀬 隼子 普段よけて歩いてもらえない側の人間なので、共感しかなかったのだけど、大人の男性が読んだらこの本に対してというより、よけて歩いてもらってることに対してどう思ってるのか聞いてみたい。ちょっと脱線するけど、「ぶつかっても謝らなくて当たり前」みたい... 2025.02.23 高瀬隼子
長浦京 アンリアル /長浦 京 人の目を見ると殺意や悪意が赤く光って見えてしまう19歳の沖野修也は警察官の研修期間中に「国際交流課」に配属されるが、その実態ははたしてスパイ組織だった。自分の両親は何故殺されたのか。沖野が組織に引き抜かれた理由とは。逃亡した前任者・神津の行... 2025.02.22 長浦京