須藤古都離 無限の月 /須藤 古都離 「ゴリラ裁判の日」が良かったので期待に胸踊らせながら。月の満ち欠け・ウェアラブルデバイス・中国の書・DV…色んな要素が最後はつながるのは上手いし、相変わらず読みやすい文章を書かれる方だなあと思った。でも没入できなかった、残念。ラスト、聡美が... 2025.02.21 須藤古都離
吉川トリコ あわのまにまに /吉川 トリコ 2029年を起点に10年刻みに遡るある家族の歴史。それぞれの年で物語を語るキャラの視点が入れ替わり、それぞれの秘密が明らかにされたりされないままふんわり終わったり、あるいは終わらなかったり。50年前と比べてジェンダーに関する問題は改善されて... 2025.02.20 吉川トリコ
白岩玄 プリテンド・ファーザー /白岩 玄 妻に先立たれて志乃を1人で育てる恭平と、妻が海外赴任中、耕太を1人で育てる章吾。四人のありそうななさそうな共同生活。「ちょっとは子育てに参加してよ」と言われてもどうしたらいいかわからなくて途方にくれたことがある人におすすめしたい。「父親」と... 2025.02.19 白岩玄
寺地はるな ガラスの海を渡る舟 /寺地 はるな 発達障害の兄・道だけではなく、その妹・羽衣子の苦しさにもスポットが当たっているのが良かった。「人と違う」兄弟を持つと、親からは「普通にできて当たり前」と褒められずに育ってしまう。そして「人と違う」兄を、何故か「普通にできる」妹がフォローする... 2025.02.18 寺地はるな
安壇美緒 天龍院亜希子の日記 /安壇 美緒 ラブカとメテオラが良かったので手に取った。今の私には刺さらなかった…。何を伝えたいのかよく分からないまま読み終えてしまった。(読みやすくはあります。よく分からないまま読ませる筆力の高さはすごいと思います。)ええ、そこで何で浮気するん…?別れ... 2025.02.17 安壇美緒
石田夏穂 我が手の太陽 /石田 夏穂 筆者最新作で芥川賞候補作(え?って思ったけど読んだらなるほど芥川賞ぽい。そっちに寄せなくてもいいのではと勝手に思った。)ということでめっちゃ期待して読んだら、溶接とか工事の専門用語が分からなさすぎて、情景を上手に思い描くことができず苦戦した... 2025.02.16 石田夏穂
織守きょうや ただし、無音に限り /織守 きょうや 霊が視える(ただし、声は聞こえない。し、こちらから何かを伝えることはできない)探偵・天野がその特殊体癖を生かして事件に挑む中編2編。霊は視えるけど探偵としての能力はへっぽこな天野と、中学生にしては頭良すぎる楓のコンビが良い感じ~。楓の中学生... 2025.02.15 織守きょうや
潮谷験 スイッチ 悪意の実験 /潮谷 験 このスイッチを押すと自分には何の関係もないあのパン屋さんが経済的に破滅します。押しても押さなくても日給一万円、1ヶ月後には百万円あげます。という思考実験みたいなミステリ。「純粋な悪」は存在するのか?その対義語も興味深い。設定が面白かっただけ... 2025.02.14 潮谷験
矢部太郎 ぼけ日和 /矢部 太郎 なんか涙がポロッと。多くの人が通らねばならないであろう老いと介護。どうしたって年をとったら脳は萎縮するし、そしたらいわゆる「認知症」になってしまうし、自分も周囲も今まで通りではいられなくなる。この本だけで全部を知ることはできないけど、矢部太... 2025.02.13 矢部太郎
瀬尾まいこ 私たちの世代は /瀬尾 まいこ 感動したけれど所々魚の骨みたいな違和感。蒼葉がどれだけ天才でも、中学校までの知識しかないのに難関大学の傾向と対策を勉強して現役受験生に教えるのは無理がある。そして、冴は「蒼葉みたいな被虐待児を減らしたい」という明確な目標があるのなら、何故福... 2025.02.12 瀬尾まいこ