白ゆき紅ばら /寺地 はるな

寺地はるな

行き場のない母子を保護する「のばらのいえ」に住む、2人の少女。

2人には、他の子とは違って「いつかそこを出て行く」という選択肢がない。

他の子どもの面倒をみたり家事をさせられる祐希。

お前には何もできない、と言い切られスポイルされ無気力になっていく紘果。

最後無理やりシスターフッドの良い話に収束させた感があるが、ヤングケアラーの問題がどうにも重すぎて終始ため息。

大人の側は悪いことをした意識はないだろうなあ。

学校、家庭で似たような場面は多いけれど問題にされることは少ない。

「程度の問題」で済ませるのは大人のエゴだろう。

にほんブログ村 本ブログへ
タイトルとURLをコピーしました