女子高生・安珠はある日、町で絵を描く老人・平と知りあう。
が、彼は程なくして亡くなってしまう。
彼はどんな人物だったのか?
興味を抱いた安珠は彼のことを訊ねて回る。
犯罪者、ヒモくずれ、頼りない、優しい…他人から見た平の印象はコロコロ変わる。
彼の本性はどれなのか、どれでもないのか。
花束のように美しい物語だった。
性自認に限らず、自分らしく生きるってどういうことなのか?というのがテーマなのかな。
いい話だなー、とは思うけど、登場人物が多くてちょっとコチャコチャした印象を受けた。
あとコロナネタはもうお腹いっぱい。