小学校で飼っていたうさぎが惨殺された。
大好きなうさぎたちを殺されたふみちゃんは喋れなくなる。
幼なじみの「ぼく」は自分の持つ不思議な力を使って彼女を救おうとするが、同じ力を持つ「先生」と対話を重ねるうちに…。
自分だったらどうするだろうか?と、考えさせられるお話だった。
うさぎは、ふみちゃんにとって「ただのうさぎ」ではないのに司法はそれを顧みない。
加害者に危害を加えた時点で被害者は加害者になる。
加害者の人生に巻き込まれる。
人のためと言いながらそれは自分のためなのではないか。
正義とは人の心とは、一体何なのだろう。