ファンタジーだと知らずに読み始めて、「ナルニアのパクりかよ!」と、放り投げてしまいそうになったけど、とりあえず最後まで読ませてしまう作者の筆力に脱帽。
家にも学校にも居場所のなかった昔の自分を思い出して胸が苦しくなった。
ちゃんとハッピーエンドで終わってくれてホッとしたけれど、現実世界に「お城」はない。
こんなにキチンと向き合ってくれる大人が居たり、たとえ居なくても、少しの希望を灯にして困難に立ち向かえる子どもはどれだけいるのだろう。
この本を読んで希望を抱ける子はまだ幸せだ。
と思う私はつくづくひん曲がってるなあ