初読み作家さん。
初手の表題作の世界観に若干着いていけなくなりそうになったが、読み進めていくうちに段々慣れてきてラストの友情の篤さにホロッとさせられた。
6篇の中であえて選ぶなら「美亜羽へ贈る拳銃」がめちゃ惹きつけられて、最後よく分からん話の放り投げ方されたけど、そこまで含めて好き。
他の話もそうなんだけど、書く為に滅茶苦茶勉強したんだろうなあ、と感じる部分が多く、理解しきれてないままの部分も正直ありますが、作者さんは本当にSFが好きなんだなあ…と、感服。
途轍もないSF愛がギュギュッと詰め込まれた一冊でした。