SCRAP 十人の憂鬱な容疑者 素敵なパーティ、死体がふたつ /SCRAP ヒントがない!ので、詰む人もいるのでは…。でもめっちゃ頭の体操にはなる。物語としてもちゃんと成立してる。小さい頃やった、ページを行ったり来たりするゲームみたいな本を本格的にしたらこんな感じになるんかな。謎解きが私には難しくて頭から湯気が出そ... 2024.11.16 SCRAP
小川洋子 耳に棲むもの /小川洋子 補聴器のセールスマンを軸に繰り広げられる、静かな物語たち。『骨壺のカルテット』長年、補聴器のセールスマンをしていた父が亡くなった。父が生前信頼を寄せていたL耳鼻咽喉科の院長先生が手を合わせにやってきてくれたが。『耳たぶに触れる』収穫祭で行わ... 2024.11.15 小川洋子
瀬尾まいこ 掬えば手には /瀬尾 まいこ え、「そして、バトンは渡された」よりこっちの方が断然好み!良い!人の心を読める特殊能力を持つ梨木匠。なのにバイト先で出会った常盤さんの心だけは全く読めなくて…。パワハラ店長がどうしてパワハラ店長になるに至ったのかが明かされて、段々かわいく思... 2024.11.15 瀬尾まいこ
住野よる 恋とそれとあと全部 /住野 よる 設定、主人公にいまいち入り込めず。数ヶ月前に夫が自殺したばかりの遠い親戚の家に学校の課題と称して取材しにクラスメイトと2人で押し掛けるっていうのがまずちょっと引きました。そりゃ娘さん怒るよ。普段から親しくてサブレのタナトフォビアとかについて... 2024.11.14 住野よる
道尾秀介 〈ネタバレあり〉DETECTIVE X CASE FILE #2 ブラックローズ /道尾秀介 〈ネタバレあり〉って書いたけど、できるだけネタバレしないように書きます。1が良過ぎたせいでめっちゃ期待してたんやけど…、期待し過ぎた。正直、コレで五千円ってちょっとどうかと思う。うーーん、頑張って色々仕掛けを考えたんやなー、とは思うけど、そ... 2024.11.13 道尾秀介
村山由佳 ある愛の寓話 /村山 由佳 ぬいぐるみ、猫、籐のかご…。愛するものが人間でも動物でも無機物でも、そこには確かにあたたかい温もりがある。毛布に包まれるような、安らいだ気持ちで本を閉じた。「グレイ・レディ」のポテサラエピソード、(おお、ここでこういう風にぶっこんでくるか(... 2024.11.13 村山由佳
桃野雑派 星くずの殺人 /桃野 雑派 宇宙旅行で首吊り死体が見つかる。自殺?他殺?誰が?どうやって?何のために?設定はすごく面白いと思ったんだけど、わたしの想像力では物語に入り込めず…。氷河期世代の人間がバイトや派遣を経て宇宙に飛び出すベンチャー企業でパイロットって現実では無理... 2024.11.12 桃野雑派
河野裕 彗星を追うヴァンパイア /河野裕 科学とファンタジー、混ぜるな危険って反射的に思っちゃったんだけど、良かった。ただ、ヤングアダルト?ラノベ?か何かそういう匂いがちょっと気になった。それがなければもっとのめり込んで読めたかも。時は17世紀イングランド、科学特に数学を愛する青年... 2024.11.11 河野裕
凪良ゆう 汝、星のごとく /凪良 ゆう 子どもみたいな親のもとに生まれたこと(特に櫂の母親は最後までヤバい)、小さすぎて他人の噂話くらいしか娯楽のない島に住んでいることを除けば、どこにでもいそうな高校生2人を描いた恋愛小説。花火よりお互いを見つめていたい、そんな眩しい季節も束の間... 2024.11.11 凪良ゆう
高瀬隼子 〈ネタバレあり〉新しい恋愛 /高瀬隼子 高瀬さんが「恋愛」を書くとこんな風になるんだなー、と興味深く読了。こんなに賛否ありそうな、というか共感・非共感分かれそうな恋愛小説集ってないのでは。5つの短編が入っているけれど、正直なところ、(あー分かる、分かる、)ってなったの3編、ちょっ... 2024.11.10 高瀬隼子